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訪問看護ステーションの採用ページの作り方|求職者が見ている項目と掲載例

採用
公開日:2026/06/25 更新日:2026/06/25
著者
ミエルバ編集部

訪問看護ステーションのホームページ制作・運用に関する情報を発信しています。

監修
横山 晋平(理学療法士)

メディカルライナーズ訪問看護ステーション所属。訪問看護・リハビリ現場の視点から内容を確認しています。監修者情報

訪問看護ステーションの採用ページの作り方|求職者が見ている項目と掲載例

訪問看護ステーションの採用では、求人票だけでなくホームページの採用ページも重要です。

求職者は、求人サイトや紹介会社で事業所を知ったあと、ホームページを確認することがあります。そのときに採用ページが薄い、情報が古い、職場の雰囲気が見えない状態だと、応募前に不安が残ります。

特に訪問看護が未経験の看護師やPT・OT・STにとっては、「自分にできる仕事なのか」「どんな人が働いているのか」「教育体制はあるのか」「1日の流れはどうなのか」といった情報が重要です。

この記事では、訪問看護ステーションの採用ページに掲載すべき情報と、求職者が見ている項目、具体的な掲載例を解説します。

採用ページは求人票の補足ではなく、応募前の不安を減らす場所

採用ページというと、募集職種や給与、勤務時間を載せるページだと思われがちです。もちろん募集要項は必要です。ただ、それだけでは訪問看護ステーションの採用ページとしては不十分です。

求人票には、給与、勤務時間、休日、雇用形態などの条件は載せられます。しかし、職場の雰囲気、同行訪問の流れ、スタッフ同士の関係性、管理者の考え方、訪問看護未経験者へのサポートまでは伝わりにくいです。

求職者がホームページで見ているのは、「条件」だけではありません。

この職場で働くイメージが持てるか。未経験でも相談できそうか。自分の職種が活かせそうか。家庭やプライベートと両立できそうか。こうした不安を確認するために採用ページを見ています。

採用ページの役割は、求人票では伝えきれない職場の実態を見せることです。

求職者が最初に見るのは「どんな人が働いているか」

訪問看護ステーションの採用ページで、まず大切なのは人が見えることです。

訪問看護は、1人で利用者さんの自宅へ訪問する場面が多い仕事です。そのため、求職者は「どんなスタッフと一緒に働くのか」「困ったときに相談できる人がいるのか」を気にします。

スタッフ紹介がない採用ページでは、職場の雰囲気が伝わりにくくなります。逆に、スタッフ写真や簡単なコメントがあるだけで、応募前の心理的な距離は縮まります。

掲載する内容は、長いプロフィールでなくても構いません。たとえば、職種、入職時期、訪問看護の経験、前職、仕事で大切にしていること、入職前に不安だったこと、働いてみて感じたことなどがあると、求職者が自分に近いスタッフを見つけやすくなります。

特に未経験者向けには、「最初は不安だったが、同行訪問や相談できる体制があった」という内容があると安心材料になります。

ただし、スタッフ紹介は無理に作り込みすぎる必要はありません。写真が難しい場合は、代表や管理者のメッセージだけでも効果があります。大切なのは、求人票だけでは見えない職場の人柄を伝えることです。

募集要項はわかりやすく、古い情報を残さない

採用ページには、募集要項を必ず掲載しましょう。

求職者は、職場の雰囲気に興味を持ったあと、最終的には条件を確認します。給与、勤務時間、休日、雇用形態、訪問エリア、オンコールの有無、必要資格、応募方法がわからないと、応募に進みにくくなります。

ここで注意したいのは、募集要項を古いまま放置しないことです。採用ページに「現在募集していません」と書かれたままになっていたり、数年前の募集条件が残っていたりすると、求職者は応募してよいのか判断できません。求人媒体では募集しているのに、ホームページでは古い情報のままという状態も避けるべきです。

募集要項は、細かく書けばよいわけではありません。むしろ、最初は見やすさが大切です。職種ごとに募集しているのか、常勤と非常勤の違いは何か、応募後の流れはどうなるのかがすぐにわかる状態にしておくと、求職者にとって親切です。

掲載項目 求職者が確認したいこと 掲載例
募集職種 自分の職種で募集しているか、何人募集か 看護師(正・パート)/PT・OT・ST(各若干名)
雇用形態 常勤・非常勤の違い、試用期間の有無 正職員/パート(週2〜可)/試用期間3か月
給与 月給・時給の目安、賞与・各種手当 月給◯◯〜◯◯円/賞与年2回/訪問手当・オンコール手当別途
勤務時間 始業終業時刻、休憩、残業の目安 8:30〜17:30(休憩60分)/残業月平均◯時間程度
休日 休日数、シフト、有給休暇 土日祝休み/年間休日◯日/有給は入職半年後付与
オンコール 有無、開始時期、頻度、手当、サポート 常勤対象/入職◯か月以降/月◯回程度/手当◯円
訪問エリア 担当する市区町村と移動手段 〇〇市・△△市の一部/社用車または自家用車
応募方法 応募窓口、見学可否、選考の流れ フォーム or 電話/見学・カジュアル面談OK

訪問看護未経験者が不安に感じることを書く

訪問看護ステーションの採用ページでは、未経験者の不安に答えることが重要です。

訪問看護に興味はあっても、「1人で訪問できるか不安」「急変時に対応できるか不安」「運転が苦手」「病院と働き方が違いすぎないか不安」「リハ職としてどこまで関われるのかわからない」と感じる人は少なくありません。

採用ページでは、こうした不安に対して、事業所としてどのように支援しているかを具体的に書くべきです。

たとえば、入職後すぐに1人で訪問するのではなく、同行訪問から始めること。記録や報告の流れを一緒に確認すること。判断に迷ったときに管理者や先輩スタッフへ相談できること。カンファレンスや情報共有の機会があること。こうした内容が見えるだけで、未経験者は応募を検討しやすくなります。

「未経験歓迎」と書くだけでは足りません。求職者が知りたいのは、歓迎しているかどうかではなく、未経験で入ったあとにどう支えてもらえるかです。

1日の流れがあると働くイメージを持ちやすい

訪問看護の仕事は、病院や施設と働き方が違います。そのため、採用ページには1日の流れを掲載すると効果的です。

朝の出勤、申し送り、訪問準備、午前の訪問、昼休憩、午後の訪問、記録、情報共有、退勤までの流れがわかると、求職者は働くイメージを持ちやすくなります。

また、訪問件数の目安も大切です。「1日4〜6件程度」「午前2件・午後3件程度」など、実態に近い範囲で示すと、働き方をイメージしやすくなります。ただし、件数は利用者さんの状態、訪問時間、移動距離、記録方法によって変わるため、断定しすぎない方が自然です。

リハ職向けの採用では、1日の流れに加えて、どのような利用者さんに関わるのか、看護師との連携はどう行うのか、ケアマネジャーや主治医との情報共有はどうしているのかも説明できるとよいです。

訪問看護未経験者にとって、働き方の見えなさは大きな不安です。1日の流れは、その不安を減らすための有効なコンテンツになります。

オンコールや休日の情報は隠さず書く

訪問看護ステーションの採用で、求職者が気にする項目のひとつがオンコールです。オンコールの有無、頻度、担当開始時期、手当、実際の呼び出し頻度、フォロー体制がわからないと、応募前に不安が残ります。

もちろん、事業所によって運用は異なります。最初からオンコールを担当する職場もあれば、一定期間の勤務後に担当する職場もあります。常勤のみが担当する場合もあれば、希望や経験に応じて相談する場合もあります。

大切なのは、求職者にとって都合の悪い情報を隠さないことです。オンコールがある場合は、あると書いた方がよいです。そのうえで、開始時期、サポート体制、手当、相談できる環境を説明する方が、入職後のミスマッチを防げます。

休日や有給休暇、子育てとの両立、急な休みへの対応なども同じです。すべてを完璧に見せる必要はありませんが、実際の働き方が伝わる情報を載せることで、求職者は判断しやすくなります。

教育体制は「研修あり」だけで終わらせない

採用ページでよくあるのが、「教育体制あり」「研修あり」とだけ書かれているケースです。これでは、求職者には具体的なイメージが伝わりません。

訪問看護ステーションの教育体制では、入職初日から独り立ちまでの流れを見せることが重要です。初日は何をするのか、同行訪問はどのくらいあるのか、記録や報告の方法は誰が教えるのか、困ったときに誰へ相談するのか。こうした情報があると、未経験者でも安心しやすくなります。

また、経験者にとっても教育体制は重要です。訪問看護の経験がある人でも、事業所ごとに記録方法、連絡体制、訪問エリア、利用者層、オンコール体制は違います。経験者向けには、「これまでの経験を活かしながら、事業所の流れを共有します」といった表現があると、押しつけ感が少なくなります。

教育体制は、採用ページの中でも特に応募率に関わりやすい部分です。「未経験歓迎」と書くなら、その根拠になるサポート内容まで載せましょう。

職種別に見せると応募者に伝わりやすい

訪問看護ステーションでは、看護師だけでなく、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を募集することもあります。この場合、採用ページを職種別に整理すると伝わりやすくなります。

看護師が知りたいことと、PT・OT・STが知りたいことは少し違います。看護師は、医療処置、オンコール、緊急時対応、主治医との連携などを気にしやすいです。リハ職は、訪問リハビリの位置づけ、看護師との連携、利用者層、生活期リハの考え方、1日の訪問件数、記録や報告の方法を知りたいと考えます。

同じ採用ページ内でも、職種ごとに仕事内容や不安への回答を分けるだけで、求職者は自分に関係する情報を見つけやすくなります。

NS看護師が見ている項目
  • 医療処置の範囲(褥瘡ケア・点滴・カテーテル等)
  • オンコール体制と緊急時の判断サポート
  • 主治医・病院との連携の取り方
  • 訪問件数とエリアの広さ
  • 記録方法と情報共有の仕組み
  • 未経験者へのフォロー(同行期間など)
RHPT・OT・STが見ている項目
  • 訪問リハビリの位置づけと方針
  • 利用者層(生活期・回復期・小児など)
  • 看護師・ケアマネとの連携方法
  • 1日の訪問件数と移動時間
  • 生活動作・住環境への関わり方
  • 福祉用具・住環境への助言の範囲

特にPT・OT・STを採用したい場合は、「訪問リハビリも行っています」だけでは弱いです。どのような利用者さんに関わるのか、生活動作や住環境への支援をどう行っているのか、看護師やケアマネジャーとどう連携しているのかを具体的に見せる必要があります。

写真は採用ページの印象を大きく左右する

採用ページでは、写真も重要です。

求職者は、文章だけでなく写真から職場の雰囲気を判断します。スタッフの表情、事業所内の雰囲気、訪問バッグ、記録している様子、ミーティング風景などがあると、働く場面を想像しやすくなります。

ただし、写真は多ければよいわけではありません。暗い写真、古い写真、画質の悪い写真、無理にポーズを取った写真ばかりだと、かえって違和感が出ます。採用ページでは、清潔感があり、スタッフの雰囲気が伝わる写真を数枚使うだけでも十分です。

利用者さんが写る写真は、個人情報や同意の問題があるため慎重に扱う必要があります。採用ページでは、スタッフ中心の写真や事業所の雰囲気が伝わる写真を使う方が運用しやすいです。

写真を用意できない場合は、代表メッセージやスタッフコメントを丁寧に作るだけでも印象は変わります。

応募導線はシンプルにする

採用ページで情報を整えても、応募方法がわかりにくければ離脱されます。求職者が応募したいと思ったタイミングで、すぐに行動できる導線が必要です。

電話で応募するのか、問い合わせフォームから応募するのか、見学だけでも可能なのか、カジュアル面談に対応しているのか。こうした情報を明確にしておくと、応募前のハードルが下がります。

特に訪問看護ステーションでは、いきなり応募するよりも、まず見学や相談をしたい求職者もいます。「応募する」だけでなく、「見学を相談する」「採用について問い合わせる」といった導線を用意すると、まだ迷っている人も行動しやすくなります。

応募後の流れも大切です。問い合わせ後、見学、面接、条件確認、内定、入職までの流れが見えると、求職者は安心して連絡できます。

採用ページの掲載例

ここでは、採用ページに入れる文章の例を紹介します。たとえば、導入文では次のように書くと、事業所の姿勢が伝わりやすくなります。

導入文の例私たちは、利用者さんの生活に寄り添いながら、看護師・リハ職が連携して在宅生活を支えています。訪問看護が初めての方でも、同行訪問や情報共有を通じて少しずつ業務に慣れていける体制を整えています。
未経験者向けの例入職後は、いきなり1人で訪問するのではなく、先輩スタッフとの同行訪問から始めます。訪問時の確認事項、記録の書き方、ケアマネジャーや主治医との連携方法も、実際の業務に合わせて確認していきます。
PT・OT・ST向けの例リハ職は、利用者さんの身体機能だけでなく、生活動作や住環境にも目を向けながら支援を行います。看護師やケアマネジャーと情報共有しながら、その方らしい在宅生活を続けられるよう関わります。
オンコールに関する例オンコール体制がありますが、担当開始時期や回数は経験や勤務状況を踏まえて相談しています。判断に迷う場面では、管理者や先輩スタッフに相談できる体制を整えています。

採用ページの文章は、きれいな言葉よりも、実際の働き方が伝わることが大切です。

よくある質問

採用ページには何を載せればよいですか?

募集職種、雇用形態、給与、勤務時間、休日、訪問エリア、オンコールの有無、応募方法は最低限掲載した方がよいです。それに加えて、スタッフ紹介、1日の流れ、教育体制、職場の雰囲気、見学の可否、応募後の流れがあると、求職者が働くイメージを持ちやすくなります。

訪問看護未経験者向けには何を書けばよいですか?

未経験歓迎と書くだけでなく、入職後のサポート内容を具体的に書くことが大切です。同行訪問の有無、記録や報告の教え方、相談できる体制、独り立ちまでの流れが見えると、未経験者の不安を減らせます。

オンコールの情報は載せた方がいいですか?

載せた方がよいです。オンコールの有無は、求職者が気にする重要な項目です。頻度、開始時期、手当、サポート体制を説明しておくと、入職後のミスマッチを防ぎやすくなります。都合の悪い情報を隠すより、現実的に伝える方が信頼につながります。

スタッフ写真は必要ですか?

可能であれば掲載した方がよいです。スタッフの雰囲気が見えると、求職者は働くイメージを持ちやすくなります。ただし、無理に全員を出す必要はありません。代表や管理者、数名のスタッフコメントだけでも効果があります。写真が難しい場合は、職場の様子が伝わる文章を丁寧に作りましょう。

看護師とPT・OT・STで採用ページを分けた方がいいですか?

本格的に採用したい場合は、分けた方が伝わりやすいです。看護師とリハ職では、気にする仕事内容や不安が異なります。1ページ内でも、職種ごとに仕事内容、1日の流れ、求める人物像、教育体制を分けて見せると、求職者が自分に合う情報を見つけやすくなります。

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ミエルバは、訪問看護ステーション向けのホームページ制作サービスです。採用ページでは、募集要項だけでなく、スタッフの雰囲気、働き方、教育体制、1日の流れ、応募導線まで整理し、求職者が働くイメージを持ちやすいページづくりをサポートします。

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まとめ

訪問看護ステーションの採用ページは、求人票の補足ではありません。求職者が応募前に抱える不安を減らし、働くイメージを持ってもらうためのページです。

募集要項だけでなく、スタッフ紹介、1日の流れ、教育体制、オンコール、訪問件数、職種別の仕事内容、応募後の流れまで整理することで、求職者は自分に合う職場かどうかを判断しやすくなります。

特に訪問看護未経験者やPT・OT・STを採用したい場合は、「未経験歓迎」「リハビリ対応」といった一言だけでは不十分です。入職後にどのようなサポートがあるのか、どのような働き方になるのか、どのように多職種と連携するのかを具体的に見せることが大切です。

採用ページは、条件を並べるだけでなく、事業所の人と働き方を伝える場所です。求職者が「ここなら一度話を聞いてみたい」と思えるように、情報と導線を整えていきましょう。

参考・出典

本記事は、以下の公表情報を参考に作成しています。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。実際の運用については、管轄の行政窓口や専門家にご確認ください。

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