ホームコラム訪問看護ステーション開業前のホームページ準備チェックリスト

訪問看護ステーション開業前のホームページ準備チェックリスト

開業準備
公開日:2026/07/04 更新日:2026/07/04
著者
ミエルバ編集部

訪問看護ステーションのホームページ制作・運用に関する情報を発信しています。

監修
横山 晋平(理学療法士)

メディカルライナーズ訪問看護ステーション所属。訪問看護・リハビリ現場の視点から内容を確認しています。監修者情報

訪問看護ステーション開業前のホームページ準備チェックリスト

訪問看護ステーションを開業する前に、ホームページを準備しておきたいと考える方は多いです。

ただ、実際に進めようとすると、「何を載せればよいのか」「開業前に公開してよいのか」「採用情報はどこまで書くべきか」「問い合わせフォームは必要か」など、迷うポイントがいくつも出てきます。

訪問看護ステーションのホームページは、開業後に作ればよいものではありません。

開業前から採用活動を行う場合、ケアマネジャーや医療機関へ挨拶に行く場合、Google検索や名刺・チラシから事業所情報を確認してもらう場合には、最低限の公式情報がある方が安心です。

この記事では、訪問看護ステーション開業前にホームページを準備する際のチェックポイントを、実務目線で整理します。

本記事は一般的な情報提供を目的とした内容です。開設手続きや指定申請の詳細は、事業所所在地の自治体、地方厚生局、関係機関の最新情報をご確認ください。

開業前にホームページを準備する理由

訪問看護ステーションのホームページは、開業後の利用者向け案内だけでなく、開業前の採用活動や地域連携にも関係します。

たとえば、求人媒体に掲載した求職者が事業所名を検索することがあります。ケアマネジャーや医療機関への挨拶後に、相手がホームページを確認することもあります。名刺やチラシにQRコードを載せる場合も、リンク先となるページが必要です。

このとき、ホームページがないと、事業所の基本情報を確認できる場所がありません。

開業前の段階では、すべての情報が確定していないこともあります。それでも、事業所名、開設予定時期、所在地、対応予定エリア、問い合わせ先、採用情報などを整理しておくだけで、外部から見た安心感は変わります。

ホームページは、開業時の名刺代わりです。開業直後から相談・採用・地域連携の入口として使えるよう、早めに準備しておくことが大切です。

チェック1:開業予定日と公開タイミングを決める

最初に確認したいのは、ホームページをいつ公開するかです。

開業前に公開する場合は、実態に合った表現にする必要があります。まだ指定を受けていない段階や、サービス提供開始日が確定していない段階で、「訪問看護サービスを提供しています」「新規利用者受付中」と書くのは避けた方がよいです。

開業前であれば、「開設準備中」「〇年〇月開設予定」「ご相談受付開始時期は決まり次第お知らせします」といった表現が現実的です。

ホームページの準備は、開業予定日の2〜3か月前から始めると進めやすくなります。指定申請、物件準備、採用、備品準備、関係機関への挨拶と並行して進めるため、開業直前に着手すると確認作業が後回しになりやすいからです。

公開タイミングは、完璧なホームページを作ってからではなく、開業前に必要な情報を整えた段階で考えるとよいでしょう。

チェック2:事業所の基本情報を整理する

ホームページ制作で最初に必要になるのは、事業所の基本情報です。

事業所名、法人名、所在地、電話番号、受付時間、開設予定時期、事業所番号、管理者名、対応予定エリアなどを整理します。

開業前は、まだ確定していない情報もあるかもしれません。その場合は、無理に掲載せず、確定している情報と未確定の情報を分けておくことが大切です。

たとえば、所在地や電話番号が確定していない場合、ホームページ公開後に修正が必要になります。仮の情報を載せると、検索や名刺・チラシとの情報ズレが起きやすくなります。

基本情報は、ホームページだけでなく、Googleビジネスプロフィール、求人媒体、チラシ、名刺、FAX案内にも使います。開業前の段階で一度整理しておくと、その後の広報や営業活動にも使いやすくなります。

チェック3:誰に向けたホームページかを決める

開業前のホームページでは、誰に向けて情報を届けるのかを決めておく必要があります。

訪問看護ステーションのホームページは、利用者さんやご家族だけが見るものではありません。ケアマネジャー、地域包括支援センター、医療機関、薬局、求職者も見ます。

開業前であれば、特に採用と地域連携の比重が大きくなることがあります。利用者さん向けの情報がまだ十分に固まっていなくても、求職者向けの採用情報や、ケアマネジャー向けの対応予定エリアは先に整理できます。

たとえば、採用を急ぎたいなら、スタッフ募集、働き方、教育体制、代表メッセージを優先します。地域連携を強化したいなら、対応予定エリア、相談方法、対象となる利用者像、訪問リハビリの有無を優先します。

目的を決めずに作ると、誰に向けたページなのかがぼやけます。まずは、「開業前に一番見てほしい相手は誰か」を決めることが大切です。

チェック4:開業前に載せる情報と、開業後に追加する情報を分ける

開業前のホームページは、最初からすべてを完成させる必要はありません。

むしろ、開業前は情報が変わりやすいため、最初は最低限の公式情報に絞り、開業後に追加していく方が現実的です。

開業前に載せたい情報 開業後に追加したい情報
事業所名、開設予定時期、所在地、対応予定エリア スタッフ紹介、詳しいサービス内容、空き状況
サービス方針、採用情報、問い合わせ先、代表メッセージ 利用開始後の流れ、よくある質問、事業所写真

大切なのは、開業前の段階で無理に断定しないことです。

まだ実績がない段階で「多くの方に選ばれています」「地域で一番安心」「どんな方でも対応できます」と書くと、実態とズレます。開業前は、事業所の方針や準備状況を正確に伝えることを優先しましょう。

チェック5:対応予定エリアを明確にする

訪問看護ステーションのホームページでは、対応エリアが重要です。

ケアマネジャーやご家族は、利用者さんの住所が対象エリアに入るかを確認します。対応エリアが曖昧だと、問い合わせ前に判断しにくくなります。

開業前であっても、対応予定エリアはできるだけ具体的に書いておきましょう。

たとえば、「〇〇市を中心に対応予定」「〇〇区・〇〇町周辺はご相談ください」といった形です。ただし、実際には対応が難しい地域まで広く書きすぎるのは避けた方がよいです。

開業直後はスタッフ体制や訪問ルートが安定していないこともあります。最初は無理に広く見せるよりも、現実的に対応しやすい地域を中心に掲載する方が、問い合わせ後のミスマッチを減らせます。

チェック6:サービス内容を正確に書く

訪問看護ステーションのホームページには、どのような支援を行うのかを掲載します。

健康状態の観察、服薬管理、医療処置、ご家族支援、主治医やケアマネジャーとの連携、訪問リハビリなど、訪問看護で行う主な支援内容をわかりやすく整理します。

ただし、開業前の段階では、実際に対応できる範囲がまだ固まっていないこともあります。

その場合は、「対応予定」「ご相談ください」「状態や主治医の指示を確認したうえでご案内します」といった表現を使い、対応できる範囲を広く見せすぎないようにしましょう。

特に、精神科訪問看護、小児、ターミナルケア、24時間対応、医療依存度の高い方への対応などは、スタッフ体制や運用に関わるため、実態に合わせて慎重に掲載する必要があります。

ホームページでは、「何でもできます」と見せるより、「どのような相談に対応しやすいか」を正確に伝える方が信頼につながります。

チェック7:採用情報を開業前から整える

開業前にスタッフ採用を行う場合、採用情報は早めに整えておくべきです。

求職者は、求人媒体や紹介会社で事業所を知ったあと、事業所名を検索することがあります。そのときにホームページが見つからない、または採用情報がない状態だと、応募前に不安を感じる可能性があります。

開業前の採用ページでは、募集職種、雇用形態、勤務時間、給与目安、訪問エリア、オンコールの有無、教育体制、応募方法を整理します。

スタッフ写真がまだ用意できない場合でも、代表メッセージや開業に込めた考え、入職後のサポート方針があるだけで印象は変わります。

特に訪問看護未経験者やPT・OT・STを採用したい場合は、「未経験歓迎」「リハ職募集」と書くだけでは弱いです。同行訪問の有無、相談できる体制、看護師とリハ職の連携、生活期リハへの考え方まで書くと、求職者が働くイメージを持ちやすくなります。

チェック8:問い合わせ導線を決める

ホームページを公開するなら、問い合わせ方法も決めておく必要があります。

電話で受け付けるのか、問い合わせフォームを設置するのか、採用問い合わせと利用相談を分けるのか。開業前に決めておくと、公開後の対応がスムーズになります。

開業前の問い合わせでは、利用者さんやご家族からの相談、ケアマネジャーからの確認、求職者からの応募・見学希望が混在することがあります。

そのため、フォームを設置する場合は、問い合わせ種別を選べるようにすると管理しやすくなります。たとえば、「サービス利用について」「ケアマネジャー・関係機関の方」「採用について」「その他」といった区分です。

ただし、フォームの入力項目は増やしすぎない方がよいです。最初の相談段階では、名前、連絡先、相談内容、希望する連絡方法程度に絞り、詳しい情報は後から確認する形でも十分です。

チェック9:プライバシーポリシーを用意する

問い合わせフォームを設置する場合は、プライバシーポリシーも用意しましょう。

訪問看護ステーションの問い合わせでは、氏名、電話番号、住所、相談内容、場合によっては病状や介護状況に近い情報が送られることがあります。

そのため、取得する情報の内容、利用目的、管理方法、第三者提供の有無、問い合わせ窓口などを整理しておく必要があります。

開業前だからといって、個人情報の扱いを後回しにするのは避けた方がよいです。

特にホームページの問い合わせフォームは、利用者さんやご家族、求職者が直接情報を入力する場所です。フォームの近くにプライバシーポリシーへのリンクを設置し、同意チェックを入れると安心です。

個人情報の扱いは、ホームページの信頼感にも関わります。

チェック10:写真やロゴを準備する

ホームページに使う写真やロゴも、開業前に準備しておきたい要素です。

開業前は、スタッフ写真や事業所内の写真が十分に用意できないことがあります。その場合でも、代表写真、事業所外観、入口、相談スペース、訪問バッグ、ロゴなどがあると、ホームページの印象は整います。

写真で注意したいのは、個人情報や生活情報の写り込みです。

利用者さん、訪問先の室内、表札、車のナンバー、書類、ホワイトボード、訪問スケジュールなどが写らないように確認しましょう。

また、写真が暗い、画質が荒い、古く見える場合は、事業所の印象にも影響します。開業前の段階では枚数よりも、清潔感があり、事業所の雰囲気が伝わる写真を数枚用意することを優先しましょう。

チェック11:医療広告ガイドラインに配慮した表現にする

訪問看護ステーションのホームページでは、表現にも注意が必要です。

訪問看護ステーションが常に医療法上の医療広告として扱われるかは、運営形態や掲載内容によって異なる可能性があります。ただし、医療処置、主治医との連携、訪問リハビリ、ターミナルケアなど、医療に近い情報を扱うため、医療広告ガイドラインの考え方に配慮しておくことは重要です。

開業前のホームページでは、特に実績や効果を大きく見せすぎないようにしましょう。

  • 必ず改善します
  • 地域で一番選ばれています
  • どんな方でも対応できます
  • リハビリで歩けるようになります

こうした表現は避けた方が安全です。開業前は、まだ運営実績がない段階です。

そのため、実績や成果を強く打ち出すよりも、事業所の方針、対応予定エリア、相談方法、スタッフ体制、連携の考え方を丁寧に伝える方が自然です。

チェック12:スマホ表示を確認する

ホームページ公開前には、必ずスマホで見やすいか確認しましょう。

訪問看護ステーションのホームページは、利用者さんのご家族、ケアマネジャー、求職者がスマホで見ることも多くあります。

スマホで見たときに、文字が小さい、ボタンが押しにくい、電話番号がタップできない、対応エリアが見つからない、問い合わせフォームが入力しづらい状態では、せっかく公開しても相談につながりにくくなります。

特に確認したいのは、ページ上部で事業所の概要が伝わるか、電話番号や問い合わせボタンが見つけやすいか、対応エリアやサービス内容にすぐたどり着けるか、採用情報が読みやすいかです。

ホームページはパソコンで作っていても、見る人はスマホかもしれません。公開前には、必ずスマホ実機で確認することをおすすめします。

チェック13:公開前に最終確認を行う

ホームページを公開する前に、基本情報、問い合わせ導線、スマホ表示、表現、リンクを確認しましょう。

事業所名や電話番号の誤りは、問い合わせ機会の損失につながります。開業前後は情報が変わりやすいため、古い内容が残っていないかも注意が必要です。

問い合わせフォームを設置している場合は、実際にテスト送信を行い、正しいメールアドレスに届くか確認します。採用問い合わせと利用相談を分けている場合は、それぞれの通知先も確認しましょう。

また、ホームページ内のリンクも見直します。採用ページ、問い合わせページ、プライバシーポリシー、Googleマップ、電話リンク、SNSリンクが正しく動くかを確認します。

公開前の最終確認を怠ると、公開後に問い合わせが届かない、電話できない、古い情報が表示されるといった問題が起きることがあります。

  • 事業所名、住所、電話番号、受付時間に誤りがないか
  • 問い合わせフォームの送信テストが完了しているか
  • スマホで読みやすく、電話や問い合わせボタンを押しやすいか
  • 開業前の状態に合わない断定表現が残っていないか
  • 採用、問い合わせ、プライバシーポリシーなどのリンクが正しく動くか

チェック14:開業後の更新体制を決める

ホームページは、公開したら終わりではありません。

開業後は、実際の運営に合わせて更新が必要になります。対応エリア、採用情報、在籍職種、サービス内容、スタッフ紹介、写真、よくある質問などは、事業所の状況に合わせて変わります。

特に採用情報は古くなりやすいです。

求人媒体では募集しているのに、ホームページでは募集がないように見える。すでに募集が終わった職種が残っている。こうした状態は、求職者の混乱につながります。

開業後は、誰がホームページの情報を確認するのか、どのタイミングで更新するのかを決めておきましょう。

月に1回でもよいので、基本情報、採用情報、対応エリア、問い合わせ導線を見直すだけで、ホームページの信頼性は保ちやすくなります。

よくある質問

開業前のホームページはどこまで作ればよいですか?

最初からすべてを作り込む必要はありません。開業前は、事業所名、開設予定時期、所在地、対応予定エリア、サービス方針、採用情報、問い合わせ先を整理できていれば、最低限の公式情報として機能します。開業後に、スタッフ紹介、詳しいサービス内容、よくある質問、写真などを追加していく形でも問題ありません。

開業前に「利用者募集中」と書いてもいいですか?

まだ正式にサービス提供を開始していない段階では、表現に注意が必要です。開業前であれば、「開設準備中」「〇年〇月開設予定」「相談受付開始時期は決まり次第お知らせします」といった表現が現実的です。実際の掲載内容は、指定状況や地域の運用に合わせて確認しましょう。

採用情報は開業前から載せるべきですか?

採用活動を行うなら、開業前から掲載した方がよいです。求職者は、求人媒体や紹介会社で事業所を知ったあと、ホームページを確認することがあります。代表メッセージ、募集職種、働き方、教育体制、応募方法があると、応募前の不安を減らしやすくなります。

開業前でも問い合わせフォームは必要ですか?

必須ではありませんが、採用や相談を受け付けるなら設置すると便利です。ただし、フォームを設置する場合は、送信先、個人情報の扱い、プライバシーポリシー、同意チェック、スパム対策を確認しておく必要があります。入力項目は増やしすぎず、最初の相談に必要な範囲に絞ると使いやすくなります。

写真がまだ用意できない場合はどうすればいいですか?

開業前は、無理に多くの写真を用意しなくても構いません。代表写真、事業所外観、入口、相談スペース、訪問バッグ、ロゴなど、用意できる範囲から始めるとよいです。開業後にスタッフ写真や事業所内の雰囲気写真を追加する形でも問題ありません。

訪問看護ステーションのHP制作ならミエルバへ

ミエルバは、訪問看護ステーション向けのホームページ制作サービスです。

開業前の準備段階から、事業所の基本情報、対応予定エリア、採用情報、問い合わせ導線を整理し、開業後にも使いやすいホームページづくりをサポートします。

「開業前に最低限の公式HPを用意したい」「採用や地域連携に使えるホームページを作りたい」「何を載せればよいかわからない」「開業後に更新しやすい形にしたい」

このような場合は、ミエルバにご相談ください。訪問看護ステーションの人、雰囲気、サービス内容が伝わるホームページづくりをお手伝いします。

まとめ

訪問看護ステーションのホームページは、開業後に作るものではなく、開業前から準備しておきたい情報発信の土台です。

開業前の段階では、すべての情報を完璧に載せる必要はありません。事業所名、開設予定時期、所在地、対応予定エリア、採用情報、問い合わせ先など、外部の人が確認したい基本情報を整理することが大切です。

特に、採用活動や地域連携の挨拶を始める前には、最低限のホームページがあると安心です。求職者やケアマネジャー、医療機関が事業所名を検索したときに、公式情報を確認できる場所になるからです。

開業前のホームページでは、未確定の情報を断定しないことも重要です。

「開設準備中」「開設予定」「対応予定エリア」など、実態に合った表現を使い、指定状況や運営体制に合わせて開業後に更新していきましょう。

ホームページは、開業時だけでなく、開業後の相談・採用・地域連携にも使うものです。開業前から必要な情報を整理し、公開後も更新できる体制を整えておくことが、信頼される訪問看護ステーションづくりにつながります。

参考・出典

本記事は、以下の公表情報を参考に作成しています。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。実際の開設手続きや掲載内容については、管轄の行政窓口や専門家にご確認ください。

開業前のホームページ準備を、まとめて整理しませんか?

訪問看護ステーションの開業準備、採用、地域連携に使えるホームページづくりを無料でご相談いただけます。